この記事ではリップル(XRP)をウォレットに送ったら残高が減ってしまったという初心者あるあるについて解説しています。
日本の取引所でリップル(XRP)を購入して、そこからセーフパルウォレットにリップルを移そうと、試しに40XRP送ったら20XRPに減っていました。なぜなのでしょうか?
日本人にやたらと人気なリップル(XRP)ですが、初めて取引所から自分のウォレットに送ったときにめちゃくちゃ焦るやつです。
上の例でも2回の入金で合計80XRPの入金があり、出金も2回で合計60XRPなのに残高が0になっています。
リップルではアカウントを有効化するために20XRPが必要
20XRP減った理由は、Ripple Based Reserveというシステムでリップルのアカウント(アドレス)を有効化するために20XRPが必要になります。
無くなってしまったというよりは「ロックされた」というような感覚です。
The XRP network requires a one-time fee of 20 XRP for account activation
日本語訳
XRPネットワークでは、アカウントの有効化に一度だけ20XRPの手数料が必要です
なぜ必要なのか
この現象はリップルのシステム上仕方がないものですが、なぜ20XRPが必要なのかリップル社の回答は、「スパムや不正利用によって、ウォレット数が過度に巨大化するのを防ぐため」
と回答しています。
ウォレットを作るたびに20XRPが必要ならばスパムアカウントの大量作成を防げるだろうという考え方です。
※預け入れた20XRPは当初返還されずウォレット内に留まり続ける使用でしたが、2020年より口座削除の機能が追加され、アドレスを削除すれば預託した20XRPの15XRPがアドレス返上によって返還される仕様になりました。(一部できない口座もあり)
最初はビックリするけどこれが正常です
日本人の保有率が高く国内人気の高いリップル、一枚あたりの値段も低く少ない資金で多くの枚数を保有できるのも関係していると思います。
仮想通貨に慣れていない状態でいきなり20XRPが残高から消失してビックリした方も多いとは思いますが、この記事を読んで少しは納得できたのではないでしょうか?
20XRPがロックされるのは最初だけなので次回からの送金では満額受け取れるようになりますよ。